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【実体験】個人経営の皮膚科兼美容クリニック看護師の仕事内容を解説!

転職魔

転職を考えているけれど、未経験の分野だとどんな仕事をするのか想像がつかず、悩んでいませんか?

今の職場の人間関係が辛かったり、新しい分野に挑戦したいけれど、転職をするのに勇気が出ないという方はいませんか?

そこで今回は、私の実体験をもとに、親子で経営する小さな皮膚科兼美容クリニックでの実際の業務について解説します。

この記事はこんな方にオススメ!

  • 転職を考えている。
  • 皮膚科外来の実際を知りたい。
  • 美容クリニックの業務内容を知りたい。
  • 個人経営のクリニックの実態を知りたい。
  • クリニックの人間関係を知りたい。
目次

皮膚科クリニック看護師の仕事内容~自費治療の仕事~

クリニックにもよりますが、ここ最近、特に個人経営のクリニックで自費治療をするところが増えています。例えば、美容目的のプラセンタやビタミンCの点滴などです。こうした特殊な器材を使わずにできることを自費治療として取り入れている皮膚科があります。

  • 爪切り
  • フットケア
  • プラセンタ注射(皮下注射)
  • ビタミン注射(点滴)
  • ニンニク注射(点滴)
  • 予防接種

爪切りは、水虫で肥厚した爪や、爪切りが自分で行えない高齢者に対して看護師が爪切りを行います。時間で料金が決まっていて、延長するとプラス料金がかかるシステムでした。

フットケアは、足浴と踵の角質ケアと爪切りがセットになったものです。決められた時間の中で行います。

注射プラセンタ、ビタミン、ニンニク注射など、美容に良いとされている成分を皮下注射や点滴で投与します。

皮膚科クリニック看護師の業務内容~保険適応の仕事~

  • 問診
  • 診療の介助
  • 軟膏塗布
  • 薬剤や生活指導
  • 水虫の検体採取(爪、皮膚)
  • 液体窒素のイボの治療
  • 採血
  • 点滴(抗生剤などの投与)
  • 手術の説明・準備介助・片付け
転職魔

皮膚科によって局所麻酔で行う手術をするクリニックもあります。
次の項では皮膚科クリニックで行う手術について解説します!

皮膚科クリニックの手術

手術といっても、個人クリニックの皮膚科で行うものは局所麻酔の手術がほとんどです。そのため、患者さんは意識がある状態で、手術を受けることになり、時間も短いものであれば、5〜10分長いものでも2時間程度です。

クリニックにもよりますが、個人経営をしている場合は、手術日の曜日が決まっているところが多いです。

皮膚科クリニックでの看護師の仕事~手術編~

医師が一人しかいない、個人経営の皮膚科クリニックで働いた私の経験をもとに、実際に行われている手術の流れや看護師の仕事を解説します。

手術の説明

医師の診察で手術が必要と判断された場合、医師から患者さんへ説明を行います。その後、同意書のサインの確認や日程の説明、大まかな手術の流れ、術後の注意点などは看護師が説明を行うことが多いです。

術前の患者の体調確認

患者さんの当日の体調やバイタルサイン測定を行います。予定通り、手術が受けられる体調か確認し、異常があった場合には医師に報告します。

また、手術するにあたって、内服薬を中止する場合もあるため、当日の内服状況の確認も必要に応じて行います。

手術の準備

手術の種類や部位によって、準備する器械が変わります。また、体位やまくらの向きなども変わるため、スムーズに手術が開始できるよう、看護師が準備をします。手術に使う物品はさほど多くはなく、器械の名前を覚えるのにもそんなに苦労しませんでした。

手術中の介助

術中は、適宜患者さんへの声かけや必要に応じてバイタルサイン測定を行います。また、医師の介助も行うため、局所麻酔を渡したり、無菌操作でメスなどを渡します。

医師の視野が確保できるよう、術野が影にならないようにライトの位置の調整も行います。

生検がある場合は、検体の処理もします。

術後のガーゼ保護と説明

クリニックにもよりますが、私が勤めていた皮膚科では、傷の軟膏塗布とガーゼ保護は看護師が行いました。この時に、どのタイミングで薬を塗るのか、ガーゼはどのようにあてるのか、シャワーや入浴の可否、仕事や活動の制限の有無なども説明しました。

術後の片付け

手術を終えたら、手術室の片付けを行います。ベッドや扉、ライトなどを拭きます。針は使った分を回収できているか確認し、針捨てBOXに捨てます。

メスなどの器械類は、スポンジと洗剤で洗浄した後、消毒液に一定時間浸します。その後、しっかりと乾燥させて滅菌の袋にいれて、オートクレーブで滅菌します。 

皮膚科クリニックで看護師が行う処置

軟膏塗布

アトピーやあせも、蕁麻疹のある患者さんなどに看護師が軟膏を塗布します。

検体採取

爪の水虫や、特に高齢者の方のソケイ部に真菌の感染の疑いがある場合に、爪や角質の一部を切れない刃のメスのような形の器材を使って検体を削り取ります。

その検体を医師が顕微鏡で確認し、診断がでます。

液体窒素のイボの治療

液体窒素とは、−196度の液体窒素に綿棒の先端をつけて、イボなどに押し当てて、患部を凍結させて治療します。

私が勤めていたクリニックでは、この処置を看護師が行っていましたが、多くの施設は医師が行っているようです。

点滴

医師から点滴の指示が出たときに看護師が点滴を行います。

病棟だとサーフローなどの留置針を使っていることが多いと思いますが、クリニックでは30分から1時間程度で点滴が終わるため、翼状針で点滴を行うことが多いです。

採血

医師の指示があった場合、採血を行います。

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