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【看護師転職】20代で5回の転職、30代で派遣ナースとして働く私の入職理由と退職理由

自分は人より転職回数が多いかもと、不安和や感じていたり、自分の経歴にコンプレックスを持っていませんか?

そんなふうに感じると、自信がなくなってしまい、今いる職場が辛かったり体調を崩しても無理して働き続けることになってしまうかもしれません。

そこで、看護師として働いてから、20代ですでに5回の転職をした私が、転職した理由と入職した理由を暴露します!

転職魔

私は自称『転職魔』。
20代で5回転職を経験し、30代に突入した今、派遣看護師として働いています。

目次

がん専門病院に入職した理由

  • 実習病院の指導者さんに憧れて入職。
  • がんであった祖父母をみてがん看護に興味をもつ。

実習をした病院であり、熱心な指導者に憧れて入職祖父母ががんで亡くなったため、がん看護を学びたかった新卒の純粋な理由でした。

転職魔

ピュアすぎる自分が懐かしい。

がん専門病院を退職した理由

  • 残業やレポートで自分の時間が確保できない。
  • 海の近くに引っ越して趣味を楽しみたい。
  • サービス残業が当たり前な風潮が嫌だった。
  • 始業時間前から仕事をする風潮が嫌だった。
  • 休日は研修や看護研究のレポートに追われた。
  • プライベートの時間の確保が難しかった。
  • お局化しそうな自分が嫌になった。

仕事自体は充実していて、同期にも恵まれて楽しく仕事をしていました。いじめやパワハラは、新人の頃や師長が変わったタイミングで一時的にありましたが、フォローしてくれる同僚もそれなりにいました。5年間という節目を迎え、思い切って退職しました。

転職魔

人間関係が嫌だったというより、プライベートを充実させたい思いが強く退職しました。

離島離島の病院に入職した理由

  • 趣味で訪れた島が好きになり住んでみたいと思った。
  • 離島医療を学びたかった。
  • プライベートの時間を確保したかった。

5年間勤めたがん専門病院を辞めた後は、趣味のスキューバダイビングで訪れたことのある離島に移住して、看護師の仕事をしました。

この島に唯一の病院があり、看護師以外で働く選択肢はなかったので、必然的にこの病院に入職しました。

面接では、この島が好きであること、離島の特殊な医療を学びたいという志望動機を伝えました。

転職魔

海が大好きで、海の近くに住んでみたいという夢を叶えました!

離島の病院を退職した理由

  • 一部の人によそ者扱いをされるという、離島ならではの孤独さがあった。
  • 休日も知り合いに合うほど狭い島だったため、息苦しさがあった。
  • 職場では、マニュアル化されておらず、独自の古い方法についていけなかった。
  • 人数が少ない割に、性格がきついスタッフが多かった。
  • 現在の夫と同棲することになり、引っ越しをすることになった。

大学病院や総合病院は、教育体制が整っているところが多く、感染対策や医療行為の手順など、マニュアル化されているところが多いです。

新卒から5年間勤めた病院は、看護手技や感染対策が徹底してマニュアル化されていましたが、一般病院のゆるさにギャップを感じてしまい、やる気をなくしてしまいました

しかし、個人病院や小規模な施設は、そうした看護技術的な部分よりも、長く勤めているお局様のこだわりだったり、どうでもいい暗黙のルールがあったりします。どんなに効率の悪いルールでも、そうしたルールに従わないといじめが起きたり、パワハラを受けたりします。私が島の病院に入職した時、このギャップにやられました。

転職魔

規模が小さい職場であればあるほど、独自のルールを押し付けてくる人が多い印象です。

また、小さな島や田舎でよくある、よそ者扱いをされることも多々ありました。「あなたは島の人じゃないでしょ?」「あの人も島の人じゃないから。」など。一部の人ではありますが、そうした言葉を患者さんや島の人からかけられると、孤独な気持ちになりました。

それに加え、小さな島は話が回るのが早いため、同期と島の居酒屋に飲みに行けば、翌日には、居酒屋の店主が知り合いに話したようで、職場に知れ渡っているなど。スーパーでも職場の人にはよく会い、彼氏が遊びに来たときは、目撃情報が広まるなどといったことは日常茶飯事

小さな島の病院だったので、こうした濃厚な人間関係が気にならない人にとっては、自然も多くていい環境だと思いますが、私は監視されたり、プライベートに口出しをされることが苦手なので、息苦しさを感じました。

そんな環境もあって、当時お付き合いをしていた彼(現在の夫)と同棲することになり、離島を離れ、本島に戻ることを決意しました。

退職理由は、人間関係と島という環境が合わなかったことと、引っ越しのタイミングが重なったことです。 

転職魔

そんな環境でしたが、他の移住した社交的なスタッフは、周りとうまくやっていました。
コミュニケーション能力の低い私には合わない環境でした。

一般病院に入職した理由

  • 夫の職場に近い場所に引っ越した。
  • 経験のある消化器外科に力を入れている病院を選んだ。
  • 子どもができた時のことも考え、託児所がある病院を選んだ。

お付き合いしていた彼との同棲のため、離島から本島に戻ってきました。転職活動をしている時も、看護師を辞める選択肢はなかったです。

新卒から5年間勤めていた消化器外科の分野でまた勤めたいと思ったので、消化器の手術を月に数件行っている約100床の病院に入職しました。(実際には、消化器外科の手術はなく、老人ホームと提携している病院で、肺炎や尿路感染などの患者さんが入院する病院でしたが…。)

転職魔

ホームページや転職サイトに掲載している内容と、実際の患者さんの層が異なっていたことは、面接の時に知りました。
ですが、この場所に就職することにしました。

また、子どもがうまれた時のことも考え、託児所のある病院を選びました。(今は子どもを産むこととは無縁の生活になっていますが…。)

一般病院を退職した理由

転職魔

この時はコロナが流行し始めて、医療従事者に対する差別が横行していた時期です。

  • コロナ差別に耐えられなかった。
  • 看護師として働くことがばかばかしくなってしまった。
  • 介護度が高い患者が多く、腰を悪くして手術をした。
  • 夫と話し合い、好きな場所に住んでみることにした。(引っ越し)

老人ホームと提携をしている病院だったため、介護度が高い患者さんがほとんどでした。また、介護と看護の業務の区別もあいまいであり、力を使う場面が多かったです。私はもともと側弯症で背骨を固定する手術をしているのですが、この仕事により、より腰痛が悪化し、足もしびれるようになりました。受診の結果、腰部脊柱管狭窄症で手術することになりました。

また、この時期は、ちょうどコロナが流行り始めた頃でした。毎日のように感染者数がテレビで発表されたり、医療従事者に対して差別的な発言をする人も少なくない時代でした。

転職魔

実際にスポーツジムで、「医療従事者の人は、まさかジムになんて来ないわよね。自分がうつしてちゃうかもって思うもんね~。」と目の前で言われてショックでした。

小さい子供を持つ姉や実家にまで、遠回しに「帰ってくるな。」という圧を感じました。そうしたコロナ差別に耐えられなかったことが退職をした一因です。

また、職場で強い人はコロナ患者の担当をせず、下の立場や弱い立場の人にコロナ患者を押し付ける風潮がありました。

今までは看護師として働いていることに誇りを持っていましたが、コロナを機に、突然、看護師の仕事がバカバカしくなってしまいました。

何もかも投げ出して、夫と好きな場所に住もうという話をし、思い切って海が近くにある離島(以前とは違うところ)に再び引っ越しをすることにしました。

転職魔

この大変な時期に現場で奮闘していた看護師の方々を尊敬します。

皮膚科・美容クリニックに入職した理由

転職魔

この頃から、看護師という仕事に対する熱意はかなり下がり、給与面や勤務時間などの条件で仕事を選ぶようになりました。

  • 日勤のみで働ける職場を探していた。
  • コロナ患者と関わりのない職場を探していた。
  • 腰の負担が少ない職場を探していた。
  • 離島の中では比較的給与水準が高い職場を選んだ。

離島は給与水準が低く、求人数も限られていていました。もうコロナ差別は受けたくないという気持ちが強く、皮膚科に就職しました。

また、結婚を機に夜勤をしない選択をして、日勤のみで働ける職場を選び、離島の中では比較的給与水準が高い個人経営の皮膚科兼美容クリニックに転職しました。

皮膚科・美容クリニックを退職した理由

  • 院長と相性がよくなかった。
  • 他にやりたい仕事があった。

勤めていたクリニックは親子で経営する個人クリニックでした。院長がかなりクセのある人で、気に入らないスタッフをすぐにクビにする人でした。私が入職して半年で2人がクビになりました。

クリニックの方針が変わる時、院長とその息子が決めた方針が、あまりに看護師が不利になり、事務員ばかり優遇される制度を提案されたため、意見をいいました。その後から、院長があからさまに目をそらしたり、避けるなど、気分の悪い対応が続いたので、クビにされるのも時間の問題だろうと思い、自分から退職を願い出ました。退職理由は人間関係でした。

転職魔

気に入らないスタッフはクビ。
個人経営のクリニックは意外とあるあるだそうです。怖っ。

派遣(市内の検診業務)に入職した理由

  • 元職場の同僚の紹介。
  • やりたいことがありフルタイムではない働き方を探していた。

島の美容クリニックに勤めていた時に、同僚が私の今後を心配して、検診があるときだけ仕事をする派遣先を紹介してくれました。

そんな御縁があって市内の検診業務を行う派遣看護師として時々働きました。この求人は、公には出ていなく、人づてで仕事につく人がほぼ全員だそうです。

実はこの時、サロンを開業しました。私は、コミュニケーションが得意ではなく、組織に属して仕事をすることが以前から苦痛で仕方ありませんでした。そこで、勉強をして、思い切って一人でサロンを開業してみました。はじめから集客できるわけでもなかったので、派遣の仕事での臨時収入はありがたかったです。

派遣(市内の検診業務)を退職した理由

退職した理由は、引越しです。海の近くの離島を離れ、本島に戻ることにしたため、退職しました。

派遣の人間関係は比較的よく、短い期間でしたが送別会もしてくれました。

転職魔

人口の少ない離島や田舎は、人づてで仕事を紹介していることも多いので、この時は本当に助かりました。

透析クリニックに入職した理由

  • 日勤のみの仕事を探していた。
  • 日曜日が固定で休みの職場を探していた。
  • 他の応募先は書類選考で落とされた。
転職魔

ここにきて、転職で初めてつまずきました。

本当は外来などの日勤のみの常勤の求人を探していましたが、書類選考でとことん落とされました。

私はレバウェル看護とナース人材バンクのかけもちをして、片っ端から条件のいい求人に応募しましたが、いい返事はなかなかもらえず。

実際に応募した場所は、眼科外来、耳鼻科外来、皮膚科・美容クリニック外来、内科クリニック、総合病院の透析です。

転職に困らないと言われている看護師ですが、この時は書類選考の段階で上記の5か所の応募先に断られてしまいました。

唯一、面接をしてくれたのが、この透析クリニックです。透析はクセのある患者さんとスタッフであると聞いたことがあることと、慢性期でほぼ毎日のように同じ患者さんと顔をあわせるという苦手分野であり、正直希望の職種とはかけ離れていましたが、ここしか就職先がなかったため、透析クリニックに入職することにしました。

透析クリニックを退職した理由

  • メンタルを病んでしまった。
  • 人間関係が最悪だった。
  • 透析業務が合わなかった。(穿刺が苦手でした)
  • ルーティンワークが苦手だった。
  • 同じ患者とほぼ毎日顔を合わせることが苦痛。

私が入職した透析クリニックは、看護師、臨床工学技士、助手を合わせて20人程度のクリニックでしたが、滞在していた約1年間で、12人やめました。

スタッフの層は古くからいる人と、転職してきた人の2層に分かれていました。

このクリニックは、ちょっと変わった雰囲気で常に誰かをターゲットにしては悪口を言っているような職場でした。

私はメンタル的におかしくなってしまい、病休を取った後に退職しました。

転職魔

この職場は私が経験した中で1番ひどかったです。

単発派遣と長期派遣で働き始めた理由

  • 病休明けで正社員で働く自信がなかった。
  • 書類選考で散々落とされたことがトラウマになった。
  • 合わなければ辞めやすい派遣の仕事を選んだ。

1つ前の転職活動の書類選考でとことん落とされてしまったことがトラウマになっていたことと、病休明けでしっかり働けるか不安であったこと、源泉徴収の明細で、病休を取っていたことがバレてしまうのを避けたかったこと、引っ越しをしたので、引っ越しした土地が自分に合うかわからなかったことから、正社員として働くことを避けたかったなどといった理由があります。この時の私は、自分のやることなすこと全てに自信がなく、どこに行ってもダメだろうという気持ちになってきました。単発派遣であれば、1日だけの仕事もありますし、長期派遣であっても、契約期間の2〜3ヶ月を過ぎれば、相手から切られる可能性もありますし、自分に合わなければこちらから契約を終えることもできます。そんな気楽さを求める気持ちもあり、派遣の仕事を選びました。

転職魔

メンタルをやられてから、看護師として働くことが怖くて仕方なくなりました。

転職回数が多いことに悩んでいるナーズに伝えたいこと

今、心も身体もボロボロになりながらも、転職に抵抗があったり、転職回数が多くて雇ってもらえないのではないかと不安を抱いている方へ、こんな働き方もある!転職回数が多くても大丈夫!と思ってもらえるようこの記事を書きました。

私自身、転職が多いことはコンプレックスですし、転職活動でつまずいたこともあります。

でも、人生なんとかなります!今、転職を悩んでいる方の背中を押せたらと思います。

今まで転職をしてきた理由は人それぞれだと思います。

家族の仕事の都合や、子育て、介護。職場が合わなかったり、残業が多かったり、給料に見合っていない仕事であったり。パワハラやいじめ、嫌がらせ、人間関係。また、心や身体を壊してしまった人もいるかもしれません。

面接のたびに退職理由を聞かれて、ため息をつかれたり、見下すような視線を浴びせらた経験のある人もいるかもしれません。

そんな経験が私も実際にあります。ですが、自分の心や身体を壊してまで、仕事はするものではないと私は思っています。いちばん大切なのは自分です。自分の心と身体を大事にできる働き方を探してみてください。

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